リビア反体制派は23日、首都トリポリの最高指導者、カダフィ大佐の拠点バーブ・アジジヤ地区を制圧した。一方、カダフィ大佐は地元ラジオ局に同地区から脱出したことを認める半面、「(脱出は)戦術的行動だ」として徹底抗戦する構えを示した。反体制派は近く拠点を東部ベンガジからトリポリに移して政権移行に着手する考えを示しており、首都を舞台にした攻防は大詰めを迎えている。ロイター通信によると、反体制派組織「国民評議会」幹部のジブリル暫定首相はバーブ・アジジヤ地区の制圧を踏まえ、「世界がリビアを注視している」とし、全国民のための民主主義樹立を目指して政権づくりを行う意向を示した。
同地区にあるカダフィ大佐の拠点では、反体制派メンバーらが「カダフィは終わりだ」などと声を上げたり、大佐の金色の像を踏みつけたりする姿がみられた。一方で、大規模な略奪も起きている。トリポリでは銃撃戦が断続的に続いているほか、24日にはカダフィ派部隊によるとみられるミサイル数十発が打ち込まれたもようだ。衛星テレビ局アルジャジーラによると、トリポリの攻防戦で
400人以上が死亡、少なくとも2千人が負傷した。
南部の砂漠の街サブハではカダフィ派と反体制派の大規模な戦闘が起きたほか、チュニジア国境に近いズアラではカダフィ派による砲撃が起きている。カダフィ派の報道官は24日、地元テレビ局に、「数カ月から数年は抵抗できる準備がある。リビアを火山に変える」と戦闘継続を宣言。アルジャジーラに出演したカダフィ派の軍関係者は、カダフィ大佐らはトリポリ市内に多数ある潜伏先の一つに身を隠しているとし、「発見には時間がかかる」との見方を示した。
内戦が続くリビアに平安が訪れるのはいつになるのでしょうか・・・




